第11回 負荷の診断と品質調整
2 / 4 粒子更新と描画の重なりの切り分け
このステップの目的
一つの変更で何の仕事量が変わるかを予測します。
粒子数を変える比較
同じ大きさ・材質・カメラで発生数を減らします。生存粒子が減ると更新するデータが減り、描画量も変わります。この比較だけでは、どちらが主な原因だったかまでは確定できません。
画面面積を変える比較
次に粒子数と更新処理を固定し、大きさを小さくします。半透明の板が同じ画素へ重なることをOverdrawと呼びます。大きさを小さくしてGPU時間が改善するなら、描画面積や重なりが原因の候補になります。
仮説と結果を分けて記録してください。「粒子数を減らしたら速くなった」は観測、「更新が主因」は追加の比較が必要な推測です。演出を無効にする比較も、更新まで止まるか、描画だけかで意味が違います。
確認課題
粒子数を減らして軽くなった結果だけで、粒子の更新が主因だと言い切れるか説明してください。
考え方の確認
言い切れません。描画量も変わるため、次は粒子数を固定して大きさなどを比較します。
チェックリスト
- 観測結果と原因の推測を分け、次に固定する条件を選べる。