1 / 4 計測の基準と比較条件
条件をそろえ、偶然の一フレームを改善結果としない計測を考えます。
同じ場面で比べる
カメラ、画面解像度、再生する演出、再生後の時刻、品質設定を固定します。準備直後の読み込みと、通常再生中の計測は分けます。初回だけ重い場合と、常に重い場合では調べる箇所が違います。
CPU時間、GPU時間、フレーム時間を利用できる範囲で記録し、同じ区間を複数回比べます。GPU時間を取得できない環境では、取得できないと記録します。粒子数や描画統計をGPU時間そのものとして扱いません。
実測へ進む際の記録項目
第01回で分けたCount・Size・Blendの比較を、ここでは処理時間と対応付けます。実測では検証済みの比較Sceneを使い、WindowのAnalysisからProfilerを開いて対象を選びます。Editorと実機Playerを混ぜず、端末・描画API・解像度・Quality・再生区間を記録します。対応する比較Sceneの公開状況は配布ファイルで確認します。
| 条件 | 粒子数 | Size | 同時再生数 | CPU時間 | GPU時間 | 伝える情報の視認性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 基準A | 記録 | 固定 | 固定 | 実測 | 実測または取得不可 | 記録 |
| 一項目を変えたB | 記録 | 記録 | 固定 | 同じ区間で実測 | 同じ区間で実測 | 記録 |
GPU計測に対応していない場合は「取得不可」と記録し、0msとして比較しません。読み込み直後を除いた同じ区間を複数回取得します。変更の比較後は基準Aへ戻して再度測り、別の条件へ移る前に復元を確認します。ここに示した表は記録用で、授業環境の実測値ではありません。
時間で読む
60fpsの1フレームは約16.7ms、30fpsでは約33.3msです。20msから16msへ減れば4ms短縮したと読めます。ただし画面更新の上限がかかっていると、処理を減らしてもfpsへ差が出ない場合があります。
確認課題
処理時間が22msから18msへ変わった場合の短縮量を求め、比較時に固定する条件を一つ答えてください。
考え方の確認
4msの短縮です。例えば解像度やカメラを固定し、同じ区間を複数回測ります。
- 60fpsの時間の目安を説明し、計測条件と取得できない項目を分けて記録できる。