第06回 ビジュアルノベル3:選択肢と条件分岐
選択肢から分岐し、確かめた事実をフラグへ記録します。数値とフラグが、画面には見えない物語の状態を保持します。
始める前に
CSVの会話・命令を編集し、再生して結果を確かめる操作を確認してください。選択肢と変数による分岐は今回説明します。C#の変更は不要です。確認したい場合は、命令による場面の演出を参照してください。
前の回の受講や完成物は必要ありません。下の開始用プロジェクトから始めてください。
配布プロジェクト
第06回の開始用プロジェクトを展開し、Unity HubからVisualNovelを追加します。Unity 6000.5.5f1でAssets/Scenes/SchoolCourt.unityを開き、Playします。
三つの罪状と選択肢が動きます。第二・第三の罪状には、反証をフラグへ残す命令がまだありません。二つの結末は短い仮の台詞です。各回の開始版は単独で動くため、前回の完成物は必要ありません。
主な配布ファイル
| ファイル | 役割 |
|---|---|
Assets/StreamingAssets/Scenarios/*.csv | シーンごとの台本。主に編集するファイル |
Assets/Art/NovelCatalog.asset | 背景・人物・音の名前と素材の対応 |
Assets/Scripts/ScenarioProgram.cs | 命令の読み取りと書式チェック |
Assets/Scripts/StoryMachine.cs | 変数・ラベル・条件分岐 |
Assets/Scripts/NovelPlayer.cs | 表示・音・入力待ちの進行 |
Assets/Audio/LICENSES.md | 同梱素材の出典と利用条件 |
この回のゴール
学校法廷で講師と学長に抗弁する学生の会話画面
- 選択結果からラベルへ分岐する
- フラグと整数の変数を使い分ける
- 条件を満たす道と満たさない道を両方確認する
今回のポイント
選択結果は、次の選択で上書きされます。確かめた事実をフラグへ残すことで、複数の場面を通った後でも、根拠がそろっているかを判定できます。
授業の進め方
1 / 4選択結果とラベルによる分岐選択肢の番号を受け取り、対応する会話へ移ります。2 / 4フラグと整数の変数による記録選択した事実と、積み上げる数値を分けて記録します。3 / 4台本ファイルの切り替えと状態の引き継ぎ別ファイルへ移っても、変数やフラグが引き継がれることを確かめます。4 / 4選択条件ごとの分岐結果の確認望む結末だけでなく、条件を満たさない道も確認します。
完成確認
- 選択肢ごとの台詞と、合流するラベルをたどれた
- 第二・第三の正しい反証で、フラグと説得力を更新できた
- 全件成立と、一件ずつ不足する場合の結末を表と照合できた