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第03回 企画レビュー

前回: 第02回 企画立案 / 次回: 第04回 プロトタイプ制作1

前回の振り返り

企画の骨格を整えました

  • ゲームの目的とコア体験を短く説明できる形でまとめました
  • 必須要素と後回しにできる要素に分けて作業の優先順位をつけました
  • 到達目標と次回までの作業を書き出しました
  • 今回はそこから一歩進めて、仕様と制作計画を固めます

今回の目的

企画を確定させ、制作の計画を立てる

  • レビューを通して、企画の曖昧な部分をはっきりさせる
  • 最小仕様を決めて、試作の範囲を確定させる
  • タスクを分解して、直近の作業手順を決める
  • 技術面や仕様面の不安をリストし、共有する
  • 次回 第04回で実装する内容と作業の見通しを立てる

今回の授業内容

仕様整理 / 制作計画作成

  • 企画の一文説明とコア体験を見直す
  • 最小仕様と後回しにする要素を分ける
  • 次回までの制作の到達点を決める
  • タスク分解と優先順位付けを行う
  • 共有して修正する

企画を仕様へ 落とし込むには

アイデアを実現するために 作業計画を立てる

計画がないと 遭難するよ

企画レビューで確認すること

企画の焦点が定まっているか

  • 何をするゲームかが端的に伝わるか
  • ゲームの中心となるルールや操作の流れ(コアロジック)を説明できるか
  • 雰囲気だけで乗り切ろうとしていないか
  • 対象プレイヤー層が定まっているか
  • もし口頭での説明が長くなるなら、企画の焦点がまだ広すぎるかも?

コア体験をもう一段はっきりさせる

何が楽しいゲームなのかを再度確認する

  • ゲームの中心となるコア体験を一つに絞りなおします
  • その行動で何が楽しく、嬉しく、気持ちよいのかを定義します
  • 周辺要素ではなく、遊びの核を先に定めます
  • コア体験が定まれば作業と仕様の優先順位がよりはっきりします

最小仕様を決める

試作で実装する範囲を決める

  • まずゲームを遊べる形にするために必要な要素を分析します
  • ゲームの魅力とコア体験に直結しない要素は一旦先送りにします
  • 画面数やルール数を増やしすぎず、最小限の検証に必要な要素に絞ります
  • 理想の完成版ではなく、最初に取り掛かる試作で実装する範囲を決めてください

仕様の粒度をそろえる

同じ解像度で並べる

  • 操作
  • ルール
  • 成功条件 / 失敗条件
  • 画面構成
  • 必要な素材や仮素材
  • 項目ごとの粒度がバラバラだと作業の見通し精度が落ちます

優先順位をつける

判断が止まりやすい論点

  • 演出より先に、遊びが成立する条件を決める
  • 世界観より先に、画面と操作の流れを決める
  • 追加機能より先に、成功と失敗の条件を決める
  • 迷ったときは「次回の試作に必要か」で判断してください

次回授業までの到達点

コア体験が触れる状態を決める

  • プレイヤー操作ができる
  • 基本ルールが1サイクル動く
  • 成功か失敗のどちらかを確認できる
  • 仮素材でも流れが止まらず遊べる
  • 完成度より、遊びの核に触れることを優先してください

タスク分解の考え方

種類ごとに分ける

  • 調査タスク

  • 素材の調達

  • 実装タスク

  • 動作確認と調整

  • 労力や担当者で分類すると、タスクの粒度を揃えられません なるべく属人性を排して、作業の性質で分けるのがポイントです

優先順位の付け方

三段階で並べる

  • 必須 試作に必要なもの

  • できれば入れたい 余裕があれば着手するもの

  • 今回は保留 必須ではないもの

  • 後回し項目を明確にすることで作業方針が定まります

リスクと未確定項目

早めに見つけて共有する

  • 実装方法がまだ分からない部分

  • 素材やデータが足りない部分

  • 仕様の選択肢が複数あって決め切れていない部分

  • チーム制作なら担当分けが曖昧な部分

  • 懸念点が自然解決することはありません 早めに見つけて共有し、解決策を考えることが大切です

実習

レビュー内容を整理して 次回の作業を決める

勘でなく分析して 行動しよう

実習1

企画レビュー用の計画書を作る

  1. ゲームの魅力を一文で説明する
  2. コア体験を書く
  3. 最小仕様を書く
  4. 後回しにする要素を書く

実習2

次回授業までの到達点を決める

  1. 次回までに触れる形にしたい内容を書く
  2. 成功条件または失敗条件を書く
  3. 仮素材でよい部分を決める
  4. 今回まだ決め切れていない点を残す

実習3

タスクを分けて順番を付ける

  1. 調査、実装、仮素材、調整に分ける
  2. 必須、できれば入れたい、今回は保留に並べる
  3. 最初に着手する作業を一つ決める
  4. 詰まりそうな点をメモする

実習4

共有して修正する

  • 一文説明は短く伝わるか

  • 最小仕様は絞れているか

  • 次回までの到達点は無理がないか

  • 保留項目と不安点が見えているか

  • フィードバックを受けたら、1枚の内容を更新してください

今回の授業内課題

ここまで整理できたら次回へ進めます

  • 企画レビュー用の1枚
  • 最小仕様
  • 第04回までの到達点
  • 優先順位付きタスクリスト
  • 未確定項目と相談したい点

今回のまとめ

  • 企画を前に進めるに、なにより最小仕様を決めましょう
  • 作業の見通しを立てるために、仕様の粒度をそろえて優先順位をつけましょう
  • 到達点を見据えて、着手順を決めましょう
  • 次回はコア体験の実装に入り、実際に触れる形を作っていきます

おつかれさまでした!

次回予告 第04回 プロトタイプ制作1

ついにコア体験の 実装開始