Skip to content

C++基礎実習
ゲームプログラミング入門 ​

この実習教材について ​

対象と目的 ​

ゲームプログラミングに興味をもつ方を対象とした、全5回の実習教材です。
ウィンドウの作成、画像の描画、キーボードからの入力受付といった、ゲームの動作に必要な要素を最小限のコードで実装し、ゲームプログラムの基本構造を学びます。

実習は、自身の手でコードを書き、都度実行しながら進行します。
その過程で、値を記憶する変数、条件によって処理を切り替える分岐、処理を繰り返す反復、処理を整理しまとめる関数といったプログラミングの基本要素に触れ、より高度なゲームプログラムの作成に進むための準備を整えることを目的としています。

実習で作成するアプリケーション ​

実習の到達画面実習の到達画面

ゲームに必要な各要素を段階的に実装し、最終的には矢印キーで操作できる青いロボットと、自動で左右に往復するオレンジ色のロボットが表示されるようになります。

ゲーム性はありませんが、ゲームプログラムの基本的な構造を模したサンプルとなっています。

動作環境 ​

本実習では、以下の動作環境を想定しています。

  • OS: Windows 10 以降

また、開発環境のインストールには、ストレージに十分な空き容量が必要です。
事前に確認しておいてください。

使用する言語とライブラリ ​

使用する言語は プログラミング言語C++ です。
コンピューターの性能を生かした処理を記述でき、ゲーム開発でも広く使われています。

本実習では、これに DXライブラリ を組み合わせて使用します。

INFO

DXライブラリは、ゲームプログラムの開発を効率化するための便利なライブラリです。
アプリケーションの作成や画像の描画、キー入力の取得に必要な機能がまとめられており、ゲームプログラムの開発を効率的に行うことができます。

事前の準備 ​

C++で書いたコードを実行するには、開発環境の準備が必要です。
DXライブラリの導入と設定ガイドに沿って環境設定を行ってください。

Visual Studioの準備 ​

コードの編集と実行には Visual Studio 2026 を使用します。
インストール時には、C++の開発に必要なツールをまとめた「C++によるデスクトップ開発」ワークロードを選択してください。

DXライブラリの配置と設定 ​

導入ガイドに従ってDXライブラリを配置し、環境変数 DXLIB_VC_DIR が正しく設定されていることを確認してください。

INFO

環境変数は、フォルダの場所などの設定を共有するための仕組みです。
配布プロジェクトは、この設定を使ってDXライブラリを参照します。

学ぶ内容を選ぶ ​

初めてC++を書く場合は、第01回から順に進めます。内容を確認したい場合は、下の一覧から選び、その回の開始用プロジェクトを使ってください。前の回の受講や完成物は必須ではありません。各回の「始める前に」で必要な操作と知識を確認してください。

全5回の実習構成 ​

回テーマ主な学習内容
第01回ウィンドウの作成と図形の描画アプリケーションの起動と終了
描画と座標系
第02回変数の利用と画像の表示変数による座標の指定
画像ファイルの読み込みと描画処理
第03回キャラクターの移動操作キー入力と座標の更新、描画を行う
ゲームループの実装
第04回キャラクターの追加描画要素の追加と
プログラミングでの自動移動の実装
第05回関数による処理の整理引数と戻り値を持つ自作関数の作成
処理の整理(リファクタリング)

実習の進め方 ​

開始用プロジェクトの選択 ​

各回には開始用プロジェクトをアーカイブしたZIPファイルを用意しています。
ZIPファイルには Visual Studio のソリューションファイル(.sln)やソースコード(Source/main.cpp)、画像素材が含まれています。

第01回は、起動後すぐに終了するだけの最小限のコードから開始します。
実習内での操作や変更は、この開始用プロジェクトを基に行ってください。

第02回以降の配布物には、直前の回の標準的な完成状態を想定したプロジェクトがアーカイブされています。
途中の回から始めるときや、標準状態からやり直すときに利用してください。

INFO

ここでのアーカイブとは、複数のファイルを1つにまとめ圧縮したものを指します。
ZIP形式のファイルが一般的で、展開することで元のファイル群を取り出すことができます。

チェックリストと参考実装の活用 ​

各ステップの末尾にはチェックリストを掲載しています。
動作の確認に加えて、コードの役割を自分の言葉で説明できるかを確認してください。

また、各回の最後のステップには「参考実装」を掲載しています。
自身で記述したコードと比較してみてください。

ゲーム制作の題材を選ぶ ​

変数・条件・繰り返し・関数を使える場合は、次の題材も選べます。各教材の入口で必要な知識を確認してください。

これらの教材では、より実践的なゲーム制作の技法を学ぶことができます。

第05回の総合課題で、値や条件を変える箇所と、関数への入力・戻り値を確認します。

関数の受け渡しを確認したい場合は、第05回の解説と課題を利用してください。